ワーキングペアレンツの皆様、今日もお疲れさまです。2歳の女の子を育てつつ、フリーランスとして仕事をし、自分時間も諦めたくない、えいママです。
最近、子育てマインドをアップデートしてくれるような本「科学的にイライラ怒りを手放す 神子育て」に出会いました。
ベストセラー作家の星渉さんは、心理学や科学的根拠に基づいた育児法や自己啓発に関する書籍が有名です。私も「神時間力」を読んですっかりファンになり、「神子育て」も読んでみました。
2歳の子供を育てる母親視点のレビューをまとめてみたいと思います。
本の概要
科学的根拠に基づいた育児法を紹介していて、子供に対するイライラや怒りをどうやって効果的にコントロールするかに焦点を当てています。著者は、心理学や神経科学の知見をふんだんに取り入れており、その理論的な裏付けが信頼できます。 ママさんだけでなく、パパさんにも読みやすいところが、 他の育児と異なる点ではないかなと思います。
イライラをコントロールする方法
著者が強調しているのは「マインドフルネス」の重要性です。
子供が感情的になる瞬間に私自身が冷静でいることが、どれだけ大切かを再認識させられました。特に、深呼吸や一時停止のテクニックを使うことで、自分自身の感情を落ち着ける方法が具体的に紹介されていました。これを実践してみると、確かにイライラする頻度が減少し、子供に対する対応が柔軟になりました。
科学的根拠に基づいたアプローチ
具体的なエビデンスを提示しながら方法論を説明しています。
例えば、脳科学の観点から、子供の脳がどのように発達し、感情をどう処理するかが詳細に解説されています。2歳児はまだ自己制御の能力が未発達であるため、親が代わりにその役割を果たす必要があることが理解できました。この知識は、日々の育児で発生する待つ時間、促す時間において、忍耐力を養う助けとなりました。
私が実際に実践したこと
この本のアプローチを実際に取り入れてみたところ、私の育児生活には以下のような変化が見られました!
子どもにありがとうをたくさん言うと言うことを聞いてくれる
人間は忘れる生き物なので、ありがとうはしつこいくらい言う。
「行動+ありがとう」「存在+ありがとう」を言ってみる。
ご飯を食べてくれるようになった
うちの子は家でなかなか自分で食べてくれず、正直、TVを見せながら2歳後半であるのに私がスプーンで食べさせていることがほとんどです。(保育園では自分で食べているらしい)
口に入れようとしても、口を閉じたりダイニングチェアから逃げたりすることもよくありました。
ご飯を食べることに、こんなに時間がかかるなんてと内心イライラしていましたが、この本を読んで気づきがありました。
今まで、食べてくれたときは 当たり前だと思って、何も声をかけていませんでした。 食べてくれない時だけ、食べて食べてと声をかけていたんですね。
「食べてくれてありがとう〜」と言いながら、口に持っていくとすんなり食べてくれて驚きました。
お風呂にすんなり入ってくれるようになった
保育園から帰った後、手を洗う流れでお風呂にそのまま入らないと、お風呂に入る説得にめちゃくちゃ時間がかかるうちの子。
こちらも、「お風呂に入ってくれてありがとう〜」「一緒にお風呂に入ってくれて嬉しいなぁ〜」などと声をかけたらすんなり一緒に浴室に来てくれました。
子どもに話しかけられるたびに手を止めても効率は変わらない
子どもに話しかけられて家事の手を止められても、
実際に手を止めてから家事を再開しても、家事の効率はほとんど変わらない。
ストレスとパフォーマンスの関係から家事を中断しても効率は変わらないということだそうです。
時間がないと思うとストレスになりそのストレスが脳に影響しパフォーマンスを落とします。その結果時間がかかり、また時間がないと言う負のループに陥るのです。
夕方の私のストレスが激減した
「子どもが話しかけてきたら、必ず手を止めて目を見る」はよく育児本に書いてあったりするのですが、私はできていませんでした。
うちはキッチンからリビングを見渡せるため、子供がリビングで遊んでいる間もよくキッチンで皿を洗います。皿洗い中に子供に話しかけられると、ゴム手袋をしているのもあり、途中で中断するのがとても億劫でした。服を引っ張られたり話しかけられながら、皿を洗ったり料理をしたりするのもストレスでした。
この本を読んで、思い切って家事を中断することを試してみたところ、娘の話を聞いた後は娘もすっきりとして1人遊びに集中していました。私もゴム手袋をはめ直して、私も集中して急ぎ目で皿を洗ってみることにしました。今までテレビもリビングも見えるキッチンと言うこともあり、のんびり皿を笑っていることにも気づきました。集中して皿洗いすれば、いつもより早く終わることがわかりました(笑)
褒めるときは過去のことを引っ張り出してOK
行動することによって褒められると、脳にドーパミンを出て習慣化する。
褒めるときは、過去のことを引っ張り出して何回褒めてもいい。
寝る前にもう1回褒めてみたら翌日も継続した
飲んだ後のコップをキッチンまで持ってきてくれた
お風呂に今日はすんなり入ってくれた
その瞬間は褒める用にしていますが、 すぐ忘れて後で褒めることってなかなかできていなかったと思います。
褒めることに関しては、過去のことを持ち出したり何回褒めても良いそうなので、
寝る前に「今日〇〇してくれてママ嬉しかったなぁ」とか「今日〇〇してくれてありがとねー」とか声をかけてみました。嬉しかったようで、翌日また繰り返して行動してくれて本当に育児がすんなりと進みます。
親側の気持ちとしても、子どもを褒めるためには、子供のできたことを思い出し反復するので、お互いに気持ちが良くなる行動だと思いました。
まとめ
「科学的にイライラ怒りを手放す 神子育て」は、科学的根拠に基づいた方法や実際の講座で参加者の親御さんがやってみたワークの結果に基づき、今日明日から使えるテクニックがたくさん載っています。親としての時間術や自己管理と、子供とのより良い関係を築くヒントがたくさん詰まっていました。理論的で、パパさんにも読みやすいタッチだと思いますので、この本を読んで実践することでパパママさんの育児のストレスが軽減されるでしょう。
この本の初めの方に書いてありましたが、ママの機嫌は家族に伝染してみんなが幸せになるそうです。日々の小さなイライラを解消したい方には必読の一冊です。